2021/12/16 売り切れました。
ネルソン・カヴァキーニョに影響を受けた”哀しみの”実験サンバを展開して来た
ホムロ・フローエス。アフロマカロニコという
バンドを率いての作品、或いはポルトガル人女性シンガー - ジュサーラ・マルサルとの共演をしてきたキコ・ディヌッキ。女性シンガー - セウやルイザ・マイタにハービー・ハンコックまで、現代的な感性のもとカヴァキーニョを弾くことで数多くの作品にひっぱりだこのホドリゴ・カンポス。ベース奏者として、また
ルルデス・ダ・ルス(ex マメロS.S.)や
クリオーロなどヒップホップ系統までプロデュースを手掛けるマルセロ・カブラル。サンパウロを拠点に目覚ましい革新性をもって音楽活動をする3人のSSWと、1人のベース奏者。このプロジェクトは4年の間に個別の活動をしてきた者たちが集い、アーティスティックな都市・サンパウロから概念を超越した新たなサンバを紡ごうというものです。半年と経つか、経たないかの以前にリリースされたホムロ・フローエス「
Um Labirinto Em Cada Pe」に収録された”Muro" のメロディを基盤に歌詞やアレンジを刷新、コントラバスのアルコ弾きとよりアコースティックな音像で発展させた"da vila guilherme ate o imirim”(=ヴィラ・ギリェルミからイミリンへ。共にサンパウロ北部郊外の地名)、カヴァキーニョとコントラバスのピチカートに導かれるように脚で旅をするようなモダン・フォーク”por causa dela" (=なぜなら..)が描く美しい風景、数のカウントから変則リズムでアヴァンな展開を見せる"cavalieri"... カヴァコ奏者のホドリゴ・カンポスなどによる味付け程度のプリペアード・パーカッション...カヴァキーニョやバンドリンを叩いて出す音の他は打楽器を介さず、ギター、コントラバス、カヴァキーニョの掛け合い、組み合わせでアンサンブルを構築。隙間とタイム感を活かした音作りは語らずともアートな表情を醸し出しています。ホムロ・フローエスのふくよかなロー・ヴォイスをはじめ、キコ・ディヌッキ、ホドリゴ・カンポスとそれぞれ個性を持った唄声が交互に現れては詩的な佇まいをみせます。都会的で鋭い感性を誇る、未来のブラジル音楽マスター・ピースが登場。これを最先端といわずして何をいわんや。
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