リオ出身のジャズの素養のある若手トリオがドリ・ カイミ=パウロ・セーザル・ピニェイロ集を
詩人パウロ・セーザル・ピニェイロと組んで、父ドリヴァル譲りの海の匂いのするサンバ佳曲を多く書いているドリ・カイミ。マリア・ベターニアやナナ・カイミが歌って広く知られたその歌曲の数は優に100以上、この若手トリオがアルバムに収めたm-8"Saudade de amar"はラテン・グラミーの最優秀歌曲の栄冠に輝いています(2002年)。リオ・デ・ジャネイロ連邦大学でアンドレ・グラボイス(vo) とルーカス・フィシェル(drs, 編曲)を中心に、メンバーが変遷したのちレアンドロ・クーニャ(g)が加入し、いまのトリオが形成されました。パーマネントに参加するブルーノ・へピソルヂ(b)や、m-9"Ogum é que sabe"などで流麗なジャズの流儀をフィーチャーされるエドゥアルド・ファリアス(p)を迎え、港町の風景や育まれる愛を唄った珠玉の楽曲たちに、インタルードや即興、新しいハーモニーで現代的なテクスチャーを加えたのが本作。フリー・ジャズの解釈で演奏されるm-5"A Porta"など、元来の楽曲の素晴らしさに加え、若手トリオによって引き出された新鮮な魅力に満ちています。
ベース奏者が異なりますが、m-6に収録の"Desafio"
ANDRE GRABOIS, LEANDRO CUNHA LUCAS FIXEL REBENTACAO
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