*2024/4/1 再入荷しました。仕入れ値高騰につき価格を改定させていただいております。ご了承ください。
アルゼンチンのコルドバから、ナノ・オネッティ(per, vo)/フアン・カベージョス(g, vo)/ソレダッド・カベージョス(vo, flute)の3人組フォルクローレ・グループ、アクシコ・トリオの初作が届きました。独自の視点で厳選されたレパートリーに3人共が唄えるため、言葉を愛でるように丁寧な唄声に三声で美しく編み上げたコーラス・ワーク、ナイロン弦ギター、フルート、打楽器というシンプル極まりないアコースティック・アンサンブルが鮮やかで耳に心地よい一枚。森のなかでのフィールド・レコーディングや駅のなかでのライヴ盤で知られるメリー・ムルアがゲスト参加。(レダ・バジャダレス作m-8"Bajo el sauce solo)
女性voとフルートがフレッシュなクチ・レギサモン"Corazonando"にはじまり、アカペラ・ハーモニーが美しいm-2"Para llevarte a vivir"、アルゼンチン・ロックのレジェンドのひとり、フィト・パエスの隠れた名曲を自分たちのスタイルに引き寄せたm-3"Detrás del muro de los lamentos"、南米中で人気を博すキューバのベテランS.S.W.シルビオ・ロドリゲスm-7"El viento eres tú"、ここにもゲスト参加する女性S.S.W.ソフィア・ノビジョが書いた瑞々しい川沿いのカンドンベm-10"Rosa"。有名なアーチストの楽曲は敢えて知られざる名曲を掘り起こし、周辺のまだ知られざるアーチストの作品も同列に採り上げて解釈を施す。元はトラッド寄りの音を出していたフォルクローレ・ミュージシャンたちが、自らのアイデンティティを厳選したレパートリー採択と、新鮮味を感じさせる美しいテクスチャーを持ったアコースティック・アレンジに求めた結果の、研ぎ澄まされた現代のフォルクローレ。