2023/8/24 再度売り切れました。
CD+DVD でリリースされているライヴ盤 DOIS POR DOIS AO VIVO をどうぞ。
Luiz Millan e Moacir Zwarg / DOIS POR DOIS - Michel Freidenson e Teco Cardoso interpretam músicas de Luiz Millan e Moacir Zwarg
コンテンポラリーに洗練されたジャズ・ボサ、インスト・ブラジル音楽。p と木管のデュオで
サンパウロの作曲家ルイス・ミランは、清楚な歌声の女性シンガーや室内楽アンサンブルを起用して自らは演奏に加わらないという、あくまで"作家"としての立場を貫くアーチストで、クワイエットな傑作「entre nuvens」などを発表してきました。モアシール・ツヴァルギは、同じくサンパウロの音楽家コミュニティで古くからピアノ奏者として活動してきた人物で、ジンボ・トリオをはじめ、ボサ・ノヴァのインストや歌伴演奏で定番となる p - contrabass - drums という編成での演奏活動が多かったようです。このサンバ・ジャズからボサ・ノヴァ創世記によく見られた、モダン・ジャズのスウィング感とブラジル音楽ならではのハーモニーとリズム、これらを基盤にルイス・ミランの旧作でもフィーチャーされたピアノ奏者ミシェル・フレイデンソンと、パウ・ブラジルやヴェント・エン・マデイラなど第一線級のグループで活躍する木管奏者 テコ・カルドーゾ(flute, sax) のデュオ編成で、楽曲の背景や描画された風景を最大限に引き出すべく、コンテンポラリー・タッチにまとめあげたのが本作。少ない音数ながら、清々しいハーモニーの宝庫となっています。唯一の歌曲 m-7"Janeiro de 76" には女性シンガー、アンナ・セットンがゲスト・ヴォーカルで参加。
配給元 Tratore Distribuçao のwebにて試聴できます。→
動画が見つからず、参照までにこのコンポーザーのタッグで書かれた別アルバム収録曲 "Contravento" を貼っておきます。ピアノは本作と同様、ミシェル・フレイデンソンです。