曲によってヴォーカルをとる人間が変わるあたり、D.I.Y.精神を感じずにおれない。男性の方はアコーディオンやギターなど音作りの主軸を担うアルフォンソ・バルビエリによるもの。一方女性ヴォーカリストとして参加しているマラ・サントゥチョがリードの曲となると一気にタイム・スリップして、'60sレトロスペクティヴな空気へと一変する。シャンソン・マナー、もしくはイエイエ調の発音のはっきりした主旋律にソフト・ロッキンなコーラス、クランチーなEギターの残響に2ビート、タンゴを思わせるアコーディオン。アルゼンチン版”思い出の九十九里浜”といった印象。中にはキッスみたいな強烈な印象の曲もあって興味深い。
1. Flores y Sandias
2. El Tornado
3. Mercurio
4. ?Que hago en Manila?
5. Cadaver Explicito
6. ?Por que?
7. No te creo
8. El arte culinario de amarte
9. No te das cuenta
10. Estacion del olvido
11. Ranchera del te
12. Mecanica del amor