アマゾン川流域のパラー州出身女性シンガー、サバー・モライス。しっとりと落ち着いた演奏は田舎風ギター(violao caipira)のキラキラした響きにフルートやチェロなども用いたアンサンブル。そこに子供向けのアルバムなどをもリリースしているサバー・モライスのクラシカルなムードを保った歌唱が載る。田園風景が目に浮かぶ様に牧歌的な地方色濃厚なサウンドながら、カエターノ曲"Ciclo"m-1やドリヴァル・カイミ曲”A Mae d'Agua e a Menina"m-7なども採り上げており、母体回帰を促すような郷愁に満ち溢れた1枚。