柔らかいヴォーカルが唄う透明に澄んでいてメランコリックなメロディ、頼りがいのあるシンプルなベース・ライン、クリアートーンのギターが音像を広げて、フルートやサックス、ストリングスがユニゾンで人懐っこく印象づける。クルビ・ダ・エスキーナにフィリー・ソウルのエッセンスが合わさったような印象を受ける出来過ぎな楽曲は、13曲中12曲が自分たちの手によるもの。m-10は'80年に大ヒットしたネルソン・モッタ、ヴァンデル・タフォ、リー・マルクッキ作のキラー・ネオアコ・トラック。m-13の某スポーツ番組のテーマ風ハードロック調インストはご愛嬌。サンパウロのカレッジ・シーンから生まれた注目のバンドだ。
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Meia Hora Depois