マリオ・グッソ(per) の叩きだすカルナヴァリートから始まり、ジャズ・ピアノを擁したフォルクロリック・ジャズ、ナイロン弦ギター一本で紡ぐアコースティックなカンドンベから、エレピに管弦をふんだんに使ったMPBを思わせるムード、ウイリー・ゴンザレス(b)=マリオ・グッソ(per)のテクニカルな腕が振るわれたフォルクローレ・リノヴェーション、オリジナル曲にファンキーなアレンジとなった”drive my car" (beatles) に男の哀愁が漂うタンギートの様相....多様性と引き出しの多さに驚かされる、ハスキーな唄声を持った男性シンガー/コンポーザー - ダニロ・ミルベロのアルバム。捩じ伏せられるかのごとき説得力と佇まい、新時代を迎えるにあたり、突き詰められたアルゼンチン音楽の凄まじさ。