2023/9/25 売り切れました。
世界を股に掛ける同郷の音楽家同士がイタリア・オルタ湖でのジャズ・フェスでの共演を機に、ミラノで1日限りのレコーディングを行なった洗練のインスト・デュオ作(2017)。当店では初入荷!
ギターのオラシオ・ブルゴスはブエノス・アイレス生まれなものの、長年コルドバ在住で、女性歌手メリー・ムルアやフランチェスカ・アンカローラらの歌伴のほか、自身のトリオやソロでもインスト作品を発表しています。テロ・ブスキーニはコルドバ出身ながらイタリアや、ヤヒロ ・トモヒロ率いるガイア・クアトロで日本でも舞台に立つ国際派のベース奏者。この2人がイタリアのオルタ湖で共演し、舞台裏でレパートリーを取り纏めるうちに本作の制作へと連なりました。ゆったりと哀愁を帯びた滑らかな音色、ナイロン弦ギターとコントラバス、またはギターとフレットレスEBの対位した旋律は、対話でありハーモニーであり、辺りを洗練の優美な空気で包み込みます。近年もアルゼンチンにて本作エントレベラドスのコンサートを開催したばかりで、ここに収められたフェリクス・ダルド・パロルマ"La Llamadora"に始まり、カルロス・モスカルディーニ"Milonga de un entrevero"、ホセ・ダメスとホセ・マリア・コントゥルシによる古いタンゴ"Tu"、そしてブスキーニのオリジナル・コンポーズの数々、新旧織り交ぜたフォルクローレ・レパートリーが、コンテンポラリー・ジャズの手法をまとい、エレガントに、メランコリーに奏でられます。