Lucas Avelar / O Bicho Que Mora Na Gente

型番 Lucas Avelar
販売価格 2,305円(税込)
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こちらは若干24歳、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンチ出身の男性シンガー・ソングライターの1st アルバム。ホワイト・ソウル風味のサンバ・ホッキ、粗野さが魅力の現代版AOR、といった風情の格好よさが際立つ一枚です。ミルトンやボルジス家との仕事でも知られるフラヴィオ・エンリケによるプロデュースのもと、「イギリスのロックに影響されてその要素をMPB (ブラジルのポピュラー音楽)の中へ汲み上げた」と本人は語りますが、むしろ屋台骨にサンバのフィーリングが多分に感じ取れ、その証拠にm-1 にはサンバ・ソウルのベテラン - ”ザンバ・ベン”で知られるマルク・ヒバシ、m-5 にはサンバ・パーカッションのアルマンド・マルサルらがゲスト参加をしています。演奏陣も同郷ベロ・オリゾンチのミュージシャンが多く起用されていて、自身もSSWとして活躍するペドロ・モライスらの小気味よいエレガット・ギター、リンコウン・シェイビやエスドラ・”ネネン”・フェヘイラらのドラムス、アドリアーノ・カンパニャーニらのベース、そしてシコ・アマラルらサックスなどの管楽器に、マリアナ・ヌネスらゲスト・ヴォーカルに凝ったコーラス・ワークが、どことなくぶっきらぼうな(そこが良いところですが)ルーカスのヴォーカル、そして殆ど自作となる曲群に奥行きを与えています。必要以上に飾らないことの潔さ、男意義。この耳馴染みの良いソウルフルな逸曲 - ”ベレーザ”などおすすめ。

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伊藤亮介



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