2021/9/17 お待たせしました、再入荷しました。
アルゼンチン、音楽の思想家カルロス・アギーレとイスラエル出身気鋭のギター奏者ヨタム・シルバースタインとの新譜デュオ作!
「音楽の思想家カルロス・アギーレが2019年の来日の際に、いま制作中だと話してくれたイスラエルのギタリスト、ヨタム・シルバースタインとのデュオ作品がついに届いた。ヨタムの雄大なランドスケープを感じさせるギターの音色とカルロスのピアノやパーカッションが慈しみ合うように対話する。すべてを大らかに包み込むようなそのまろやかな響きの先に、音楽の新しい地平がまた広がっていく。」(bar buenos aires 吉本 宏/山本勇樹/河野洋志)
2003年以降5枚のリーダー作を発表、現在N.Y.を拠点にするイスラエルはテル・アヴィヴ出身のジャズ・ギター奏者ヨタム・シルバースタイン。主にegを操り、流麗なコンテンポラリー・ジャズ・ギターで、2019年にはコットン・クラブでの来日公演も成功させています。過去のインタビューでは、エルメートやジスモンチと並んで、アルゼンチン・パラナーの音楽家カルロス・アギーレの名を挙げ、"Milonga Gris"のカヴァーも行っています。そのヨタム・シルバースタインからカルロス・アギーレへの敬愛の精神、また音楽的に新たな挑戦を厭わない二人が心を通じあわせ、4曲ずつ楽曲を持ち寄り制作された作品。南米音楽に造詣の深いヨタム・シルバーステインの楽曲には、節々にA.C.ジョビン直系のジャズとブラジル音楽を溶け合わせる洗練の手法が見られ、対するカルロス・アギーレの楽曲は豊富な水量を誇る川の流れや、広がる平原を吹き抜ける風を思わせる繊細な音使いが此処にも健在。細やかなパッセージからロング・サスティーンの余韻を繰り出すegやpのデュオ編成のみならず、セバスティアン・マッキとの来日公演でみせたフレットレスbのプレイにバス・フルート、アコーディオン、スキャット、打楽器など、幾重ものオーバー・ダブを行ったカルロス・アギーレのマルチ奏者ぶりも印象的です。
↓2017年トゥクマン・国際ジャズ・フェスティバルに出演した際の模様