サンフランシスコを拠点に活躍するジャズ音楽家のハーヴェイ・ワイナペル(cl, ss, as) と、ベッコ・ダス・ガハーファスでのサンバ・ジャズ・コンボ/ボサ・ノヴァ黎明期からジンボ・トリオでブラジル音楽の洗練に最も貢献した一人のアミルトン・ゴドイ(p) 、アミルトンと共に音楽学校CLAMで後進のノーヴォス・コンポジトーレス勢に多大なる寄与をもたらした女流音楽家レア・フレイリ(flute/p)、彼らが拠点とするサンパウロ、二つの地名を掛け合わせてサン・サン・トリオ。アミルトンの楽曲をレアとのデュオで演った作品とその逆のレア作品をマエストロ・アミルトンが解釈した作品、そして木管チェンバーでそよ風を吹かせたヴェント・エン・マデイラでのトラック、エルメートに捧げた書き下ろしの"Samba de Árvore"、二人のジャズ・サンパウロの書いた澄んだハーモニーをギンガやパウロ・ベリナッチと共演を重ねる北米のジャズマンを加えた編成で再構築。瑞々しく突き抜けた爽快さと、サンバやボサ・ノヴァのリズム・フィール、フルートとクラリネット或いはサックス二本の菅が織り成す躍動、コンテンポラリー・ブラジリアン・ジャズの極み。
1. SEM DO NEM PIEDADE
2. MAMULENGO
3. O BATRAQUIO
4. SAMBA DO ARVORE
5. NOVOS CAMINHOS
6. TESTE DE SOM
7. DEIXA ESTAR
8. RISCO
9. TUDO BEM
10. FE
11. SAMBA DO GUIGUI