2020/2/24売り切れました。再入荷は難しい状況です。
2014年に66歳で逝去されたフォルクローレのレジェンド、ラウル・カルノータに贈るオマージュ。前作「Despues de ustes」でラウル・カルノータのレパートリー"Mba epa doña froilana"を採りあげている、フアン・キンテーロ(vo,g アカ・セカ・トリオ)とルナ・モンティ(vo,per) の夫婦デュオ。彼らの清涼感あふれるコンテンポラリー・フォルクローレの解釈に加えて、宇宙観的な音使いで多くのファンを持つ鍵盤奏者モノ・フォンタナ、ペドロ・アスナールのグループでも活躍する打楽器奏者ファクンド・ゲバラが参加したライヴ実況録音盤。
静かに深い泉から湧き上がるように始まる"Solo Luz"、唄いながらウドゥを叩いたり、フアン・キンテーロの早いパッセージがアクセントになっていたり、そしてモノ・フォンタナのシンセからFXトーンが奏でられたり、サ(za)ンバなどのリズムを基盤としたフォルクローレ色濃厚なナンバーでも、咀嚼し、新たな色付けを試みたことがよく伝わってきます。日本のリスナーに好まれそうなのは、瑞々しさと広がりを感じられるm-4"Como la luz"や、夫婦ならではのユニゾン・ハーモニーと観衆のクラップによるチャカレーラの光景が眼に浮かぶようなm-5"La sixto violin"、フアンの卓越したギター弾き語りでミロンガをソロ・パフォーマンスするm-6"Memoria Adentro"といった中盤のパフォーマンス。フアン・パブロ・ディ・レオーネとモノ・イサルアルデ、ふたりのフルート奏者が参加したフォルクローレ・フュージョンのm-8"La aclaradora"では、即興的な管の演奏に呼応するようにモノ・フォンタナのアグレッシヴなプレイが聴けます。ラウル・カルノータがテレーザ・パロディと共作した地中海風情のm-9"Na Poli"、ピアノ独奏ではじまるコンテンポラリー・ジャズ・タッチの優しい鎮魂歌m-16"Aurtxoa Seaskan"まで、アルゼンチン音楽の歴史に刻まれるであろう、充実した内容を誇る作品。
LUNA MONTI, JUAN QUINTERO, MONO FONTANA, FACUNDO GUEVARA / SOLO LUZ -HOMANAJE A RAUL CARNOTA
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