'16/7/26 再入荷しました。
パッケージ箱にあずき色、クリーム色、栗色の3色のヴァージョンが存在し、中にはキャンソン紙(透明水彩で使う画材)に鮮やかにプリントされた異なる画法、画家の絵画作品が曲の数だけ9篇。そう、エル・ピントール・ア・ラ・ルナのヴォーカリストでもあるマクシ・ロダスら絵心のあるアーチストたちが、このコストゥレロの楽曲からインスパイアされた絵を描き下ろし、それを収録しているのです。
アルゼンチン・ブエノスアイレス州の都市キルメス出身で、ブエノスアイレス・フィルハーモニー楽団のソリストでもあるハビエル・ドラグンにコントラバスを師事、その後公的な助成などを受けてドイツやフランスなどで知的好奇心の赴くまま音楽を探求してきたサンティアゴ・クアグリアリエージョ(vo,b) と、ギター奏者フアン・レモンディーノとのデュオでも活動し、クラシカルな素養も感じさせるエステバン・カルージョ(g)のデュオ・プロジェクトがこのコストゥレロ。すべてサンティアゴのペンによる唄たちは、アルゼンチンのフォルクロリなリズムを心で感じる打楽器レスの編成をメインに、時に管弦を伴い豊かなクラシックの素養やジャズのモード、ブラジル音楽からの影響までをも奥底に忍ばせたロジカルで叙情的なもの。フリューゲル・ホーンやホルンを伴ったm-1"La pintura" やm-4"De Estar nomas" から溢れ出るメランコリア、ソプラノ・サックスの即興演奏と柔らかな歌声が混じり合うm-3"Mandala"、プリペアード・ベースに始まる逼迫したアヴァンな雰囲気とフォルクローレのリズム感覚が絶妙にリンクしたm-6"Lo que muerte en redondel"、弦楽四重奏のインタルードm-7を経て、四重奏と共にピチカート奏法でドラマティックな風景を描き出すm-8"Eco de tu mantra"、夜想曲のように優しさが溢れ出す最終曲m-9"Petalo" まで、良質でいつまでも手元に置いておきたいほどに普遍的な、だけれどよくよく練られたアコースティック佳曲が宝箱のように詰まった作品。
*通販にてのご注文の際は 1.あずき色 2.クリーム色 3.栗色 のご希望パッケージ色を備考にご記載ください。何もご指定がない場合、ご希望の色が終了した場合にはランダムにお送りさせていただきます。