PITANGA EM PE DE AMORA / PONTES PARA SI

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PITANGA EM PE DE AMORA / PONTES PARA SI

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7898515　692345

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'2015/1/2 サンパウロのチェンバー・アコースティックMPB、要注目の作品、新年再入荷しました！

ショーロ的な木管楽器などを含んだアコースティックなチェンバー・アンサンブル、三人のマルチ・インストゥルメンタリストとギター奏者に女性打楽器奏者兼voが回し唄う叙情詩の世界。サンパウロらしく洗練されたコンテンポラリーなエッセンスとグルーポ・フーモの時代から受け継がれた音の冒険精神。20代半ばで登場したファンタスティックでアーティスティックな音楽集団。目下の最近作は、モニカ・サウマーゾ(vo)、テコ・カルドーゾ(flute,as,bs)、シェン・ヒベイロ（flute)、フィ・マロスティカ(b)、ダグラス・アロンソ(drs)らが参加、スヴァミ・ジュニオールがプロデュースした2ndの本作です。

殆どの楽曲の作者としてクレジットされるギター奏者のヂエゴ・カーザスと木管奏者のアンジェロ・ウルシーニ、或いは７弦gのダニエル・アルトマン、tpもgも演奏するガブリエル・セチュバル、曲ごとに異なるメンバーがタッグを組みコンポーズされた楽曲たちは、繊細な感性を持ち合わせた都会の山岳音楽であるかのような"O Pescador"や"Tempo Novo"から管の、そして三声の、瑞々しく澄んだハーモニーで優雅に音階を昇降してゆきます。ここでは紅一点の打楽器奏者兼vo、フローラ・ポッポヴィッチの知性的な声がとても良いアクセントとなっており、楽器をその都度持ち変える編成の妙にも唸らされます。テコ・カルドーゾのフルートに導かれるモニカ・サウマーゾとのデュエットm-4"Ceara" の室内楽的佇まいの後はじまるアフロ・ブラジル賛歌"Baiao do Fela"でもやはりチェンバーな上品さを失うことはありません。ガフィエイラ・サンバのm-6"Insonia"に、egに持ち替えて洗練されたボサ・ノヴァの様を呈すm-8"Razao de Ser" はヴァングアルダ・パウリスタ期の詩人／S.S.W. パウロ・レミンスキの引用があったり、コンテンポラリー・ジャズのエッセンスが強まるm-9"Descompasso"以降の楽曲でもルリーニャ・アレンカールのaccをフィーチャーしたm-12"Oracao" があったりと曲毎、耳を傾ける毎に新たな発見をしてしまうこの魔力。高度にロジカルな手法で提示された一筋縄では行かないパフォーマンスのどれもが惹きつけて止みません。