Facundo Galli / last pamperito

型番 lastpamperito
販売価格 2,200円(税込)
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ファクンド・ガリの初となるCD作品はBandcamp で公開されたものが、評判を呼びフィジカルな作品となったもの。英語のラストと西語のパンペリート(南米大草原に吹く南西の寒風からくる造語)をミックスしているタイトルでも判る通り、フォルクローレのリズム・フィールとメランコリア、U.S. インディーのS.S.W.ものの自由自在な質感をミックスした作品となっています。マル・デル・プラタで生まれ、廃棄された貨車と広大な自然の広がる海の近くの小さな街、チャパドマラル駅のすぐ近くで人格形成の時期を過ごしたファクンドにとって、この幼年期に見た風景が歌の原点となっているそうで、確かにセンチメントなメロディからは、かつて栄華を誇った寒風の吹く街並を思い浮かべることが容易ですし、土地に暮らす人たちの情愛に溢れた仕種や物言いを想像させもします。鉄線アコースティック・ギターの煌めいた倍音と微量のエレクトロニクス、ヴァイオリン、これらと詩的なことばに想いを乗せたファクンドの唄声。m-4"Cuervito" ではカルロス・カスタネダの朗読音声を引用したり、m-7"Soy de papel" ではフリオ・コルタサルの小説朗読を引用、またm-10"Para nacer hay que romper un mundo" ではシドニー・ルメットの映画「Network」を引用したりと、自作のロジカルな表現に努めてもいます。現地メディアでも注目のファクンド・ガリ、これからのアクションも楽しみなひとりです。


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伊藤亮介



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