Casuarina / Certidao

型番 BF800
販売価格 2,515円(税込)
購入数



ストリート発祥のサンバ、現在の聖地はリオ・デ・ジャネイロのラパ。此処から生まれ次世代へと受け継がれたホーダ・ヂ・サンバ(サンバの輪)、キメ細やかで確かな木管入りのアンサンブルに柔らかな唄のハーモニー。現地ならずともここ日本でも大絶賛を博した前作1stに続いてリリースされる待望の2nd。

7弦ギターの低音にバンドリンにカヴァキーニョ、そしてパンデイロにへピーキ・ヂ・マォンと編成自体はいにしえの伝統に則りつつも、どうしてこんなにもフレッシュネスを感じさせることができるのか?ネルソン・カヴァキーニョやゼー・ケチの40年以上も前の曲をよく練られたハーモニーやアレンジで今に蘇らせた06年発表の前作に続いて、今作での動向が注目される5人組のカズアリーナ。やはり肝はジョアン・カヴァルカンチ(レニーニの息子だそう!)、ガブリエル・アセベード、この二人の声の良さ。ステージではドラムスやフルートなどを加えて演奏しているが、このグループ、前作に参加したテレーザ・クリスチーナをはじめ、エルザ・ソアレスやマリア・ヒタと、豪華な唄い手達と共演を重ねて来た様子で名実共に今最もホットな存在と言っても過言ではないでしょう。本盤ではナラ・レオンとの共演で知られるシドニー・ミラーの未発表曲や、ドナ・イヴォニ・ララに曲を提供したことで知られる渋みが決め手のデウシオ・カルヴァーリョとセルジオ・フォンセカの共作曲、そして サンバ・ロックのベテランであるセルジオ・サンパイオの曲を採り上げている他は、自分たちのコンポーズにこだわった意欲作。しかしそこは伝統を刷新しようという意志を強く持ったカズアリーナのこと、パウリーニョ・ダ・ヴィオラの名曲"Para Ver As Meninas"の歌詞にインスピレーションを得たm-4やジョアン・ノゲイラの"Poder da Cricao"を下敷きにしたm-10など良き部分を先達から受け継いで、唄い継ごうという明確な視点に基づいた、これぞルーツ・ポップ・カルチャーのお手本のような素晴らしき表現者たち。ボーナス・トラックとしてショー演奏のライヴ・テイクを収録。


Your recent history

Recommended

Best sellers

About the owner

伊藤亮介



Blog

Mobile