ともすれば文化遺産的に聞こえてしまうガリシアン・フォークのトラッド曲を、エレクトリックに頼ることなくフット・ストンピンな2ビート、ポゴダンスを喚起させるスタイルにアレンジメントを施してルーツ回帰志向の進んだ若きリスナーにも受け入れられる要素を沢山持ったバンド。アコーディオンにガイタ(バグパイプ)、ケルト文化圏であるスペイン・ガリシア地方で歌い継がれるトラッドの持つ突き抜けるようなメロディのエモーショナルな部分を巧く抽出、秀逸なコーラス・ワークで盛り立てる。パーカッション奏者がガイタも演奏する5人組。8曲入り。