3世代に渡るサンパウロのクラシック・ギター奏者/コンポーザーが書いたギターのための小曲やエチュード。州立カンピーナス大学の音楽専攻で教師ー生徒の関係に或ったカマルゴ・グァルニエリ、アルメイダ・プラド、エヂソン・タデウ・オルトラン、それぞれが伝承し自らの解釈を加えて発展、作り上げてきたギター曲の数々を現在もこの大学で教鞭をとるファビオ・スカルドゥエッリが独奏で吹き込んだアルバム。ここには全く古めかしさを感じさせないナチュラルな響きと、前衛的でアヴァンギャルドな現代音楽のエッセンス、他のブラジル・ギター・アルバムとは感触を異とするサンパウロならではのアート感覚が息衝いています。