赤い鮮烈なジャケットに漲る衝動。女性パーカッショニスト/シンガー、マリアナ・バラフのアヴァンな新譜!!
父をサックス奏者ベルナルド・バラフに持ち、兄弟も同じくドラムス奏者。アルゼンチン音楽の歴史に沿うようにキャリアを積み上げてきたマリアナ・バラフ。今作でもレダ・バジャダレス、ラウル・カルノータ、ウーゴ・ファットルーソ、ルスミラ・カルピオ、アタウアルパ・ユパンキなどフォルクローレのレパートリーを、インプロ・ジャズの手法にフォルクローレで使う様なパーカッションものを加えたクインテート編成でスピリチュアルに表現。前作のアウ゛ァンなムードに加えて、Eギター、ベース、サックスなどの活躍する度合いが増して更に洗練された印象。フォルクローレの旋律が材料となっているため、ポピュラリティもしっかり共存するアヴァン・ポップの傑作と仕上がっている。