ヴィニシウス・ヂ・モライスとA.C.ジョビンのピアノで描かれた詞曲をエリゼッチ・カルドーゾが唄い、ジョアンがバチーダに変換して50年弱。ブラジルの誇る二人のアートの正統な継承者がここに足跡を残した。そうヴィニシウスとジョビンがエリゼッチに託したように、音楽仲間達はオリヴィア・バイントンの背中を推した。ジャキス・モレレンバウムやナンド・カルネイロが在籍したA Barca do Solと共に作り上げた'78年『corra o risco』でアクースティックで瑞々しくて美しい声を聴かせてくれた美人歌手オリヴィア・バイントン。楽曲に対する大きな愛情を感じさせる癖の無い歌唱に加えて、ジョビンがピアノで作曲した時点を彷彿させる鍵盤中心で7弦ギターが良い味を醸すアレンジ、曲中に挟み込まれたクールで気持ちいいインタルード。”想いあふれて”から始まり、静かなる内に秘めた情熱を感じさせる13曲。ピアノとアレンジはレアンドロ・ブラガ。
1. Chega de Saudade
2. As Praias Desertas
3. Eu Nao Existo Sem Voce
4. Serenata do Adeus
5. Caminho de Pedra
6. Medo de Amar
7. Luciana
8. Estrada Branca
9. Modinha
10. Janelas Abertas
11. Outra Vez
12. Vida Bela (Praia Branca)
13. Cancao do Amor Demais