2024/4/16 売り切れました。
ジャキス・モレレンバウム(cello) とガイア・ヴィルメール(as)の編んだチェンバー仕立てのカエターノ曲集。ペドロ・フランコのeg、モニカ・サウマーゾ(vo)の客演が秀逸!
故・坂本龍一とのコラボレーションでも知られるブラジルのチェロ奏者ジャキス・モレレンバウンと、米国とブラジルを往来してE.ジスモンチとの共演などコンテンポラリー・ジャズ・シーンで活躍する木管奏者(alto sax)のガイア・ヴィルメールがタッグを組み、ちょうど2022年末に80歳の誕生日を迎えたカエターノ・ヴェローゾの作曲群にオマージュを贈るというプロジェクトが本作。フルート2本、クラリネット1本、サックス3本、チェロ、ギター、アコーディオン、ベース、ドラムという管弦の混成編成で、インストゥルメンタルにした際にも輝きを放ち続ける編曲が施されています。複数の木管によるハーモニーの温もりや、二曲に客演するモニカ・サウマーゾノ歌声に加え、絶妙なエッセンスとなっているのがマルコ・ペレイラに師事を受けたギター奏者のペドロ・フランコのエレクトリック・ギター。木管の主旋律に対するオブリや、優雅に擦弦されるチェロと相対するジャズ・ギター的フレーズなど、サウンドに洗練をもたらしてくれています。多岐にわたる年代のカエターノ曲に掛けられた魔法のような錬金術。ブラジリアン・インストの傑作アルバム。
FAIXAS
01. TRILHOS URBANOS
02. TREM DAS CORES
03. QUEIXA
04. MINHA VOZ, MINHA VIDA
05. CANTO DO POVO DE UM LUGAR
06. LUZ DO SOL
07. TROPICÁLIA
08. UM DIA
09. A TERCEIRA MARGEM DO RIO