Rodrigo Campos / Bahia Fantastica

型番 YBCD 075
販売価格 2,200円(税込)
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新世代ブラジル音楽に籍を置くカヴァキーニョ奏者として、シーンの最先鋭をいくグループの一員として、またSSWとしても活動。サンパウロを根拠に活動するホドリゴ・カンポスのソロ2作目が入荷。奥さんのルイザ・マイタ、行動を共にするパッソトルトの面々は勿論、クリオーロ、M.タカラ(ウルチモルヂ)、ジュサーラ・マルサルらが参加。レコーディングはYBミュージック、ミックスはグスタヴォ・レンザ。
 幼少からサンバに慣れ親しみ、カシーキ・ヂ・ハモスでのパゴーヂでベッチ・カルヴァーリョやゼカ・パゴヂーニョと演奏してきたことにキャリアの端を発して以来、ファビアナ・コッツァの前作やセウの1st、公私共々パートナーのルイザ・マイタのアルバムなど様々な場所でカヴァキーニョ : ホドリゴ・カンポスのクレジットを見かけます。またアーティスティックな都市・サンパウロから概念を超越した新たなサンバを、と意趣を共にするホムロ・フローエス、キコ・ディヌッキ、マルセロ・カブラルと組んだパッソトルトが栄誉ある第23回ブラジル音楽賞・最優秀MPBグループを受賞したのも記憶に新しいところです。ソロのデヴュー作となった「Sao Mateus nao e um lugar assim tao longe」では幼少期を過ごしたサンパウロ郊外のサン・マテウスを冠し、自らの音楽遍歴や人となりを封じ込め高い評価を得ましたが、今作はサン・マテウスからバイーアへと冠す場所を移しています。ホドリゴはここではカヴァキーニョを使わず、弾き唄いに適したヴィオラォン(生ギター)を演奏、「幻想的バイーア」のタイトル通りに浮遊感のある摩訶不思議な唄たちを展開しています。ポストロックの分野で米国にもその名を轟かし、またマルセロ・カメーロ(ex. エルマーノス)のバックをも務めるウルチモルヂのM.タカラ(drs)や、ヒップホップからアフロ・ブラジルなどプロデューサーとしても頭角を現すコントラバス奏者のマルセロ・カブラル、ビッグバンド・サンバを展開するビシーガ70の鍵盤奏者マウリシオ・フルーリー、哀しみのモダン・サンバを発明したホムロ・フローエスがアーチスト・ディレクションを手掛け、アフロ伝来のものやダブにポストロック的観点で発展させた幾重にも入り組んだリズムと浮遊するヴィンテージ・トーン、チアゴ・フランサのAサックスやフルートもディレイで四方八方に霧散し、曲に因っては弦楽も厳かに参加します。そこに低く垂れ込める雲のように陰影を放つメロディと詩的な言葉が発せられアコースティックなギターの音色がブラジリダーヂを醸し出す...と、CDプレイヤーにセットすれば神秘的な空気が辺りに充満する作品。新しいブラジル音楽のスタンダードになり得るくらい耳に印象的な"General geral" を始め、クリオーロがゲスト・ヴォーカルを務める"Ribeirao"ではインスティチュートのギー・アマビスがエレクトロ要素を構築、フルートとマウリシオ・バーヂのアフロ・パーカッションに導かれルイーザ・マイタが唄う”Morte na Bahia"、女性シンガー - ジュサーラ・シルヴェイラがリードをとる"Jardin Japao" (この曲のみヴィセンチ・バヘートと共作)ではギリェルミ・エルヂがギターで参加、と都会的な桃源郷、現代のトロピカリズモとでもいうべき独自のアーティスティックな世界を展開しています。



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伊藤亮介



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