Marcelo Camelo / Toque Dela

型番 60252765832
販売価格 2,515円(税込)
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うつろう心情を夕映えのするトロピカル感たっぷりのフレージングと、持ち前の郷愁を孕んだ霞む唄声で。今作もサンパウロのインスト・エクスペリメンタル/ポストロック・バンド、ヴィブラフォンも用いるウルチモルヂ面々がほぼ全編に渡って参加。斬新なリズム・コンストラクトで魅せています。DVDにも参加していたシカゴ・アンダーグラウンド勢のロブ・マズレック(cornet)、MPB/JAZZ界の双方で活躍するジェシ・サドキ(tb)らの管楽器、そしてサンパウロの新世代SSWのひとりマルセロ・ジェネシ (p)、日本でもお馴染みリオのアレンシャンドリ・カシンが2曲のみですがギター、バンジョーで参加。カメロ自らが打楽器などを多重録音し、前作の方向性を踏襲したサーフ・ガレージ風味の"o o"(顔文字)では「真実に辿り着くまで踊っていよう」と唄い、揺らぎのスロウ・テンポの中でカメロ節が発揮される"tudo que voce quiser"(あなたが望む全て)、これも自らがオーバーダブしたメタロフォン(=ミニ・グロッケン)のリフレインが複合リズムで跳ね飛ぶ"pretinha"(=little black woman) 、エフェクティヴに浮遊するアンビエンスとアコースティックなサンバのドラム奏法が調和した"pla te acalmar"(落ち着く為に)、マリア・ヒタ「セグンド」の11曲目に収録されている"despedida" のセルフ・カヴァーもカメロの交際相手である若き女性SSWマル・マガリャンイスのコーラスを携えて。オフ・マイク気味に収録されたドラム・キットの音色とウクレレやらメタロフォンなどの小さな楽器類や管楽器、エレクトリックな音色の融合にいまのベッド・ルーム・サイズ・ミュージックの感覚を見出せると同時に、聴くものに親近感を覚えずに居れなくさせるアナログな手触りを感じます。アルバム・タイトルが指し示す Toque dela =彼女のしるし/なごり/演奏(音)、女性ひとりひとりに向けられた男の想いが9曲の書き下ろし+1曲のセルフ・カヴァー、親密な唄となって収められています。


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伊藤亮介



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