'04年リリースされたジャズ・ピアノとのデュオ作「Madrugada」が大絶賛をあびた、女性シンガー、アウダ・ヘゼンヂ。ミナスのベロ・オリゾンチで生まれ、デンマークやニュージーランドへと故郷ブラジルの唄とともに移り住んできた彼女だが、この2001年のアルバムでは同郷ミナスの新世代アーチスト、クリストフ・シウヴァとパウロ・ベトのプロデュースの元、アクースティックなサンバ・ソウルをプレイしている。深みがあり、懐の広さを感じさせる音響処理が成され、ヴィオラォンやストリングスにダルブッカ、モダンなエレクトリック・エレメンツや繊細なアレンジが際立つなか、持ち生まれた鮮やかな声質と知性を兼ね備えたアウダ・ヘゼンヂのヴォーカリゼーションが限りなき心地よさと驚きを与えてくれる。クリストフ・シウヴァとヘナート・ネグラォンの共作品をはじめ、ミルトン・ナシメント作”パイ・グランヂ”やセルジオ・サントス作”アヌアーリオ”、ジョンの曲などミナス色が濃厚なレパートリー。ナー・オゼッチ、セルジオ・サントスがゲスト参加。
1. Queixumes
2. Movedica
3. Insisyemcia
4. Antes
5. ph1
6. O cego
7. Menina ilha dos olhos d'agua
8. Samba do desenredo
9. Pai grande
10. faca
11. Hotel maravilhoso
12. Samba solto
13. Anuario
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Alda Rezende (ポルトガル語のみ/一部試聴有り)