*2019/6/18 売り切れておりました。
立ち振る舞いから歌まで一貫して侠気を感じる現代ブラジルのシンガーといえばセウ・ジョルジ。新作は
トレス・ナ・マッサなどでも活躍するプピーロ(drs. ナサォン・ズンビ)、ソロ・ユニット -
マキナードの新譜がセンセーショナルなルシオ・マイア(g、同じくナサォン・ズンビ)、シティ・オブ・ゴッドのサントラで一躍世界にその名を轟かせたアントニオ・ピント(b, key, flute, perc)とハイセンスな面々からなるアウマズでレコーディングしたサイケデリック・モデルノな作品。チン・マイアやジョルジ・ベンといったブラジリアン・ソウルのクラシックを、それと聴こえないほどに解体再構築。アンビエンシーな処理が施されたシンプル極まりないバンド・サウンド、歌手というよりポエトリー・リーダーの表現を思わせるヴォーカル。マキナード(ルシオ・マイア)の作風やコンセプトとも通じるように思います。フリーソウル・クラシックスとしてもお馴染みのロイ・エアーズ”Everybody Loves the Sunshine"などで聴かれる乾いたフェイズ・ギターの音色にニヤッとならずに居れません。他にはクラフトワークやマイケル・ジャクソン曲も。ベト・ヴィラーリス所有のアンブランチ・スタジオで録音、ミキシング・エンジニアはマリオ・カルダートJr。現代のオルタナティヴな感覚で実にロックしています。