俳優/シンガー/コンポーザーとマルチ・クリエーターぶりを見せるクリチーバが産んだ才能、カルロス・カレカ。
4枚目となる本作も常軌を逸しぶっ飛んだ感覚が炸裂、ますます冴え渡るブラジル音楽未来派40代。
心地よい皮肉屋さん。インテリジェンスと好奇心が同居した希有な存在、カルロス・カレカ。”ボサノヴァをやるフランク・ザッパ””パンクなジョアン・ジルベルト”、アヒーゴ・バーナベーからトーキング・ヘッズまで豊かな音楽的表情を見せ、マシンガンのように湧き出る詩情と共に描き出す前人未到のポップ・ワールド。しかし此処にはサンバやフォルクローレを更に進化させる過程が現在進行形で数多く書き込まれており、切れの良いギター・サウンドやゼー・ミゲル・ヴィズニキらと共通する確かなオーケストレーション、そして何より完璧とも云えるメロディーの感覚。期待に胸が躍る一枚!
Carlos Careqa 3rd album :
nao sou filho de ninguem