Luciana Jury / canciones brotades de mi raiz

型番 FF065
販売価格 2,200円(税込)
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6月8日、キケ・シネシ「Cuchichiando」コンサートにゲストで出演した女性フォルクローレ・シンガー、ルシアナ・ジュリーのパフォーマンスを生で観て、まさしく”ヤング・リリアナ・エレーロ”という呼び名が相応しいのではとの感想を持ちました。まだ若いにも関わらず身体の奥底から沸き上がるような全身を使った歌唱、かと思えばピアニッシモの部分では母性を感じさせる柔らかさで、聴き手の顔を浮かべて唄っている事が伺い知れるようなコントロールされた発声はまるで円熟された芸のように。'08年に1stアルバムをリリース、'09年に録音が始まったギター奏者キケ・シネシのレギサモン曲集「Cuchichiando」へのゲスト参加を経て、制作されたのが'11年リリースとなる本作 2nd「CANCIONES BROTADAS DE MI RAIZ」(わたしのルーツから発芽した唄たち)。小さな頃から慣れ親しんだというフォルクローレは、ビオレータ・パーラの唄った" la mariposa "、フランシスコ・カナロのタンゴ・クラシック" yo no se que me han tus ojos"、チャンゴ・ロドリゲスのチャカレーラ" corazon santiagueno"、ブエノス・アイレス郡部の、アルゼンチン北部の、ボリビアの作者不明のトラッド・フォークなど何十年も昔の唄たちは、ルシアナ・ジュリーの聴いたら彼女のと分かる個性的なヴォーカルと、カルロス・デルガードによるギターを中心に据えた共同アレンジで、まるで生まれたてのようにフレッシュな息吹を得て、また幾つかのオリジナル・コンポーズはかねてからそこに息衝いて来たかのように辺りと馴染んでいます。キケ・コンドミのヴァイオリンなど曲に因って幾つかの生楽器がゲスト参加。全14曲の唄への愛情が溢れるヴォリュームと、ディスク表面も顔をあしらったユニークなアートワーク。

6/8 キケ・シネシ「Cuchichiando」コンサートにゲスト出演したルシアナ・ジュリーの映像をお楽しみください。撮影:伊藤亮介


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伊藤亮介



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