ショーロやサンバ・カンサォンからクラシカル・コンテンポラリーまで分け隔てなく作曲した偉大なマエストローハダメス・ニャターリ。ブラジルの小学校では彼の作品が教科書に載っている程尊敬されるハダメスの生誕100周年を記念して制作されたレコード。このノヴォ・キンテートは55年から85年までハダメス・ニャターリが率いた編成と全く同じ楽器編成で、プロデューサーも務めるエンリキ・カゼス(g)にマルコス・ニムリシュテール(acc)、マリア・テレーザ・マデイラ(p)、オマール・カヴァリェイロ(b)、オスカール・ボラォン(ds)という強者揃い。ハダメス・ニャターリ作品を主に、彼が影響を受けているとされるピシンギーニャの曲やジャコー・ド・バンドリンなどを原曲に忠実なインストゥルメンタル・アレンジ、ショーロ・ジャズのスタイルでプレイ。