bichofeotrio

型番 BICHOFEO 01
販売価格 2,200円(税込)
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このビーチョフェオ・トリオはフアン・キンテーロギジェルモ・カポッチセシリア・サバラらに師事していたコンポーザーのエセキエル・オルティス (vo,g)、カスターニャス・デ・カフーのフロントでもあるフアン・ペドロ・ドルセ (vo,g)、スピネッタやザッパにフロイドを敬愛するバンドで活動していた同じくコンポーザーのマチアス・"ケケス”・ロペス(vo,g) という3人の唄・ギター、国立ラプラタ大学(UNLP) 美術学部の音楽科でフォルクローレを学んだ仲間からなるグループ。ナイロン弦ギターの澄んだアルペジオやeギターによるイフェクティヴなクリアトーンにeボウなども用いた非常に現代的な音選びの感覚、控えめながら楽曲に装飾を与えるパーカッションやベース、これらが幾重に重なり織り成す拡がりを持ったヴォイシング。そして何といっても強みは3人が3人ともリリカルに印象的な曲を作り、かつ唄える事で、柔らかく緩やかに詩情を醸し出す唄声が3声のハーモニーを築き上げる様子には鳥肌がたちます。彼らにとって師でもあるセシリア・サバラがゲスト参加をした河の流れを讃えたように水風景が映るm-2 "Rios de nubes azules" 、ラ・ボンバ・デ・ティエンポをはじめ広く活動するパーカッションのディエゴ・サンチェスが参加したm-1"Cielo abril" や m-3"Alli estara tu abrazo"、アカ・セカ・トリオやリリアナ・エレーロのパーカッションで知られるマリアーノ・”ティキ”・カンテイロが参加したm-7"Isla" の浮遊するハイブリッドなアンサンブルのモダンな佇まい、容器からこぼれ出るように細かなリズムの粒が溢れ出すカンドンベのm-9 "Leves refugios"。そして伝承曲の一フレーズを挟んだm-4"Vidala"や、ヴァーチカル・ポエトリーの手法で知られるアルゼンチンの詩人ロベルト・フアロスの詩を序幕で朗読するm-5 ”Amor a ultimo vista"、先日惜しくも亡くなってしまったルイス・アルベルト・スピネッタの m-10"Maribel se durmio" など、目新しい解釈による輝けるストラクチャーのみならず、自身の音楽を形成するのに大きな役割を果たしたもの達への感謝の念も。この耳馴染みの良さ、奥行きの深さ、コンテンポラリーな川沿いの音楽の傑作群に一躍新しい風を吹かせるアルバム。



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伊藤亮介



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