DOIS EM UM / AGORA

型番 702357800235780
販売価格 1,980円(税込)
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チェロを弾きながらプリミティヴな妖精を思わせるウィスパー・ヴォイスで詩的に綴るフェルナンダ・モンテイロ、バイーアのロック・ポップのバンド - 元ペネロピのギタリストでコンポーザーとして映画音楽なども手掛けるマルチ・インストゥルメンタリスタ、ルイザォン ・ペレイラの夫婦デュオ、ブラジルを始め各地で絶賛を受けたボサ・フォークトロニコ・テイストの1stアルバムから4年、待望の2ndアルバムを発表。フェルナンダ・モンテイロはクラシカルな分野でバイーア交響楽団のチェリストを務め、ここでもゲスト参加しているトゥリッパ・ルイスの「トゥド・タント」の国内ツアー・メンバーでもあります。いつしか時代がポップ・フィールドの中にチェンバーな響きを求めるようになり、チェロの擦弦音の余韻と微睡むように幻想感を醸し出すメランコリーな唄旋律と、ボサ・ノヴァに代表される深みを持ったハーモニーの作曲技法、エレクトロニクスの味付け、見え隠れするエクスペリメンタル・ポップの影響、たゆたうように溢れ出るこのアルバムのサウンドには飽くることがありません。全面的にシダダォン・インスチガードのヘジス・ダマシェノ(b) が参加、弦楽から吹奏楽、ローズに生ギターとeギター、エレクトロと背景は曲毎に移り変わるのですが、まるでダイアローグを見ているかのように確固たる”二人の音楽”という芯を感じます。MPBの作詞家として著名なホナウド・バストスと共作した"Voce tem o que eu preciso"にはピアノでウンベルト・バホス(キッヂ・アベーリャ)が参加、緊迫と安穏が交錯する"Saturno" には友人でもあるトゥリッパとグスタヴォのルイス姉弟が参加、オルゴールのアンサンブルを模したワルツがあり、アフロ・ブラジル音楽、カンドンブレーの楽団として知られるオルケストラ・フンピレッスのレチエーリス・レイチが吹奏楽アレンジを手掛けたマルシャ”Matine"、バイーアのサンビスタとしてならした伯父のエデラルド・ジェンチル・ペレイラへのオマージュ"Compadre" やノルデスチの女性S.S.W.ヘベッカ・マッタをゲストに迎えた"Festim" でみられる実験サンバの風景まで一見グローバルな視点のインディペンデント・ポップと思いきや、しっかりとブラジリダーヂが息衝いています。ひとりの部屋で、ヘッドフォンで、夢見心地の傑作アルバム。



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伊藤亮介



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