Hernan Jacinto / Lua

型番 MUSAS 7005
販売価格 2,500円(税込)
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*16/12/06 また入荷しました

2,3年前に最後のストックである僅少枚を仕入れて以来、入手不可能となっていたアルゼンチンの鍵盤奏者エルナン・ハシントのアルバム「Lua」。Bar Music / Musica Nossa の中村智昭氏編纂のコンピレーションに収録されるなど、目新しいジャズの流れを孕んだ傑作として、幾たびかお問い合わせをいただいておりましたが、この度Latinaさんの働きかけで再発されることとなりました。現地ブエノス・アイレスで暮らし、音楽シーンをその眼で観察し続けた宮本剛志さんによる詳細なバイオグラフィーと、プレイヤーとしての視点から解析した丈青さん(Soil&Pimp Sessions) の解説付です。お探しの方はこの期にお見逃しなく。


アルゼンチンの鍵盤奏者でポップ・フィールドからフリー・ジャズまで幅広い活躍を見せるエルナン・ハシントという音楽家がいます。バークリー音楽院を出ていて、L.A.スピネッタからルーベン・ラダというレジェンドに、我々の記憶の新しいところではフェミニンなアコースティック・ポップのロサルに、兄弟のフアン・ハシント(drs)と学生時代からの繋がりでエセキエル・クローネンベルグ(g,b)が居る事から参加したり、鍵盤弾き唄いをするダリオ・ハルフィンのステージで共演しているのも目撃しました。ヴォイス・インプロヴィゼーションのエル・ディアブロ・エン・ラ・ボカではプログレッシヴな演奏を聴かせたり、エクスペリメンタル方面までこなす振り幅の広さが持ち味なのですが自身名義となる本アルバムでは、主だってジャズ・ピアノをプレイ。木管と金管をひとりずつ迎えアルゼンチン流にソフィスケイトされたラテン・ピアノ・ジャズから、メランコリカ漂うコントラバスとピアノに装飾的なドラムスのインストゥルメンタル・トリオ編成、ゴースト・ノートをたっぷり含んだスネアの余韻からチェロなどの管弦を伴い流麗に描き出すロック・スター - チャーリー・ガルシア作の"cuchillos"、子供の声でフィルインするタイトル曲"lua"でのゆったりとしたコンテンポラリーのモード、フォルクローレのリズムをピアノ・ジャズに昇華させた7曲目の"siete"、ピアノのアルペジオとチェロのアルコ弾きで幻想的な世界観の"generador"と静けさを感じさせるようなコンポージングを手掛けているのも、エルナン・ハシントがフェイヴァリットに挙げているビル・エヴァンスへの敬愛でしょうか。たまに見せるアウト・オブ・ノートの用い方には音楽家としての冒険心が垣間見えます。現世代のアルゼンチン・ジャズ、新しい流れを感じさせる1枚。



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