DEBORA GURGEL

型番 DG 003
販売価格 2,332円(税込)
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2019/5/7売り切れました。

DDG4 デボラ・グルジェルのソロ名義作名盤。
洗練されたジャズ・ピアノの技法、確固たるブラジル音楽のリズム・フィールの中にクラシカルな和声も採りいれて。アミルトン・ゴドイらにピアノとオーケストレーションの師事を受けフルートも習得、ピアノ・トリオ - トリアロゴで活動(アルバムを'04にリリース)する一方でジンボ・トリオによる音楽学校 CLAM の講師を務め、ノヴォス・コンポジトーレス(新しい作曲家たち)の輪の中で活躍するダニ・グルジェル(実娘)や、ト・ブランジリオーニを育て上げています。またダニ・グルジェル「Nosso」「Viadutos」アドリアーナ・ゴドイ「Marco」などMPB 唄ものでみられるオーケストレーション、ピアノ・アレンジの素晴らしさには定評があります。さて、デボラ・グルジェル初のソロ・アルバムは、軽やかなサンバ・ジャズから、ショーロ・スタイル、ボサ・ノヴァ、バイーアォンにマラカトゥのリズム、とブラジル音楽の魅力を余す事なく滑らかで優雅なピアノ・ジャズのフォーマットで演奏してゆきます。シヂエル・ヴィエイラ(contrabass) 、そしてダニのパートナーでもあるチアゴ・"BIG"・ハベーロとのピアノ・トリオ編成から、フリューゲルホルンや木管楽器の室内楽アンサンブルを従えたもの、デボラひとりで世界を完結させるピアノ・ソロ曲まで様々な編成が試みられています。殆どが未発表・書き下ろしの曲で構成されており、m-1 "Pros Mestres"では尊敬するアミルトン・ゴドイ、セーザル・カマルゴ・マリアーノ、チック・コリア、ピシンギーニャの名を挙げ、これら先輩作曲者/鍵盤奏者たちに捧げられています。m-4"Ate Onde A Alma Leva"ではダニ・グルジェルの多重スキャットが流麗に澄んだメロディを口ずさめばデボラが裏で心地よい対旋律を。続くm-5"Clara da lua" ではドビュッシーの"月の光"を引用した旋律をヴィトール・アルカンターラ(ss)と分かち合い情感を揺さぶる美しい風景を描き出します。この2曲の優美さこそがデボラ=ダニ母娘の音楽真骨頂。またジョビンの"Chora Caracao”を引用したm-6"Despedida"(=別れ)ではダニが自身の詩作と共に唄で参加、夜の帳が降りるような静々としたムードを演出します。ハービー・ハンコック”Butterfly"を曲中に引用・発展させたm-7"Das Americas" ではドラムスがクカ・テイシェラに替わり、金管ブラスと共にゴージャスなジャズ・アンサンブルを。ダニ・グルジェルのアルバム「Nosso」「Viadutos」でも重要なポイントとなる佳曲”Neneca" はコントラバスが主旋律を唄うインストゥルメンタル・ヴァージョンとなって収録。m-9"Encrenca"でも金管ブラスを伴って再度ダニ・グルジェルの唄が聴かれます。


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伊藤亮介



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