木目調にサロン映えのするボサ・ノヴァ、バイーアォンで至福の音楽を提供してくれた「
amanhecer」プロジェクト。舞台・映画女優でもあるパウラ・ミリャンと、コンポーザー/ギタリストのヴァギネル・バルボーザのデュオで'08年にスタジオ盤を、'10年にライヴ盤をリリース。このデュオでの活動に区切りをつけ、新たにジアナ・ヴィスカルヂ&ミッヒ・フジチュカ作の楽曲 ”Cafe da Tarde" (=午後の珈琲。「
Coffee & Music」収録曲)を冠した新しいデュオが生まれました。ソフトにナチュラルに唄うパウラ・ミリャンの新パートナーは、若きヴィオロニスタ(ナイロン弦ギター奏者)/シンガー・ソングライターのデメトリウス・ルーロ。ジャズ・ボサ・ノヴァの新しい潮流の核となっている
ダニ・グルジェル&ノヴォス・コンポジトーレスのアルバム「agora」にヴァギネル・バルボーザと共作で参加しているミュージシャンでもあります。(同アルバム収録の”Bate Pilao"も本盤で再演)さて、このアルバムは今年の6月にポルトガルからフランスへ、40日の日程中にサン・マルティン音楽フェスを含む23ものショーを行なうツアーを行なったパウラとデメトリウスのデュオが、馴染みの或るヨーロッパで(特にパウラはブルーノート・パリ出演の経験もあります)自分たちを紹介する音源を持参したいということから始まっているようです。唄もとれるデメトリウスは柔軟なタッチのギターも達者で、vo,g + vo のシンプルな編成でのレコーディングを短期間の間に敢行しました。新世代のSSW /コンポーザー -
ト・ブランジリオーニ、
ダニロ・モライス- ヒカルド・テテ、ファビオ・バホスらの曲を中心にデメトリウスが作曲に関わった"se essa rua" "pas de Xurumela" 、そしてヴェテラン - ダンテ・オゼッチ-ルイズ・タチッチ”pra la" と全8曲、至福の30分。”午後のコーヒー”に最も相応しい穏やかで朗らかなアコースティック・ミュージック、サンパウロのボサ・ノヴァ新潮流。 試聴→
http://www.cafedatardemusic.com/