モレーノ・ヴェローゾ、'08年に豊田市美術館と東京で行なったキャリアで初となる完全ソロ・ライヴ。青山・プラッサオンゼで行なわれたライヴを収録したCDアルバムが届きました。
”カエターノ・ヴェローゾのDNAを受け継ぐブラジル音楽界のサラブレッド”。カシンやドメニコとの"+2"プロジェクトで、また父カエターノ直近のバンダ・セーでのプロジェクトやアドリアーナ・カルカニョットをはじめとするアルバムでのプロデューサーとしての役割。サンバ打楽器、チェロ、ギターに唄と演者としても豊富な音楽素養をもつモレーノがひとりでのパフォーマンスに挑んだ'08年のライヴ。ここではギターやパンデイロを手に弾き語りで自作の楽曲や、故郷バイーアの大音楽家ドリヴァル・カイミの曲などを演奏。繊細さと感受性の豊かさが伝わってくるような身近な距離感、臨場感、ボサ・ノヴァ・タッチのアコースティック演奏の手触り、父親譲りのファルセット・ヴォイスに、甘美なムードに包まれます。アドリアーナ・カルカニョットのアルバム・タイトルにもなった"mare" や、子供向けCDに収録された高野寛”おさるのナターシャ”日本語カヴァー、'01年のモレーノ+2「タイプライター・ミュージック」収録曲も勿論、全15曲のヴォリューム。
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ブエノス・アイレスで
ナチョ・イ・ロス・カラコレス(
ナチョ、
アルヴィ、
ファカ)と共演したようですね!確かに
ナチョの1st アルバムの方は柔軟さ、多様性という点で通じるものがあるように思います。