'16/4/5 久しぶりに再入荷。
カエターノ・ヴェローゾ, ガル・コスタの名作「ドミンゴ」に収録されている"Onde eu nasci passa um rio" 、この曲の甘酸っぱいメロディを引き立てる好ヴァージョンを披露しているのが何と言っても耳を惹きます。ボディ・パーカッション集団として知られるサンパウロのバルバトゥーキスへの参加(
1stのみ)、エドゥアルド・グヂンと女性シンガーたちのプロジェクト -
ノチシアス・ドゥン・ブラジルでキャリアを花開かせたイラナ・ヴォルコフのアルバムです。エドゥ・ロボ"Estatuinha" や、ギンガ"Procissao da padroeira"といったMPBクラシコ路線から、ノエル・ホーザ"Quando o samba acabou"、パウリーニョ・ダ・ヴィオラ"Encontro"などのソフトなサンバの方向性。新しい時代のコンポーザーとしてサンパウロを中心に評判の
シコ・サライーヴァ、そして変わった所では北東部音楽のグループ -
コマドリ・フロジーニャの
カリーナ・ブール作 "O Trem" などを、円やかな唄声でインタープリート。このcla.やfluteを伴ったしなやかなアレンジはジアナ・ヴィスカルヂのパートナーとしても知られる共同プロデューサー - ミッヒ・フジチュカ (g) らによるもの。サンパウロ発ブラジル音楽の持つ室内楽的な感性とシンガーの素養が合致した傑作。
http://www.myspace.com/ilanavolcov