前線で活躍するブラジルはサンパウロのMPBミュージシャンたちが敬愛し、いわばミュージシャンズ・ミュージシャンとしての評価も集めるシコ・サライーヴァがマウロ・アギアールと共に書いた曲を、ジャズ・シンガーからサンバのインタープリーターを経て躍進する女性シンガー - ヴェロニカ・フェヒアーニが歌うという傑作。ボサ・ノヴァ・タッチ、アコースティック・サンバといった風合いのサライーヴァによるギターとヴェロニカの唄を中心に据えた、アコースティック・ブラジリアン・デュエット作品。トニーニョ・フェハグッチのアコーディオンを迎えた北東部リズムの曲も爽やか。