Henry Burnett, Florencia Bernales / Interior (リイシュー・ブラジル盤)

型番 7898935 279911
販売価格 2,515円(税込)
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16/12 売り切れました。伯・亜、異色の男女デュオによる親密なボサ・ノヴァ作品

2009年頃にアルゼンチン盤を輸入しておりました、ブラジル・ベレン出身の男性S.S.W. とアルゼンチンの女性フォルクローレ・シンガーの異色デュオ・ボサ・ノヴァ傑作「Florencia Bernales & Henry Burnett / Interior」が ブラジル盤となって装いも新たにリイシューされました。

ベレン出身で本作を含み4つのアルバムを発表しているS.S.W. エンリー・ブルネ *の生ギターとコンポージングに唄、そしてエヂソン・コエーリョの詩作、透き通った唄声を聴かせるフォルクローレ・シンガーのフロレンシア・ベルナレス。フェルナンド・ペソアの詩作も採り上げるなど人間の内面を見つめ、ボサ・ノヴァをはじめとするブラジルのアコースティック・リズムと美しいハーモニーで詩情たっぷりに綴る傑作。カヴァー・アートも新装、新たに子守唄のように優しいボーナス・トラック"a fome" を加えてリイシュー。



アルゼンチンの女性シンガーとブラジルのギタリストに詩人の共作。フォルクローレを唄い込んだ女性歌手のメランコリーと、ボサ・ノヴァを代表とする軽妙洒脱なリズムが旨く作用し合った詩情たっぷりのアコースティック・アルバム ! ナチュラルで安息の休日を送るには最適の瑞々しく爽やかな木目の室内楽(Interior)。

ブラジルはベレン出身のギタリスト/シンガー - エンリー・ブルネ。まるで風景に溶け込むように、歩みを進める際のようなテンポで、たおやかなナイロン弦の音色を響かせています。ボサ・ノヴァのバチーダで、アルペジオで。時には慈しむような唄声で(m-5、慰め)。そしてブラジルの言語ポルトガル語を主とした歌詞はエヂソン・コエーリョによるもの。一方、ほぼ全編を通し柔らかく落ち着いたムードで瑞々しい唄声を聴かせるシンガーのフロレンシア・ベルナレスはアルゼンチン/ブエノス・アイレス生まれでロンドンやベルリンで生活していたこともある才女。キケ・シネシらと共演の経験もある上、自身でルタ・ヌエベというラテン・アメリカ・ルーツ音楽のプロジェクトも発動させています。本作でも数曲でパーカッションを重ね録り。最近ではブラジル北東部音楽の女性歌手、アレッサンドロ・レアォンとの交流もあるそうです。ナイロン・ギターの爪弾く軽やかな音色とリズムは曲毎に姿を変え、バンドネオンのロング・トーンを携えて川沿い音楽の澄んだ水彩画を描いたかと思えば(m-1, "Interior")、単一のベース音と跳ねるような和音が一つのギターで爪弾かれるボサ・ノヴァの曲(m-2, "Nordeste")、バイーアォンのシンコペイトするリズムで心地よい広がりを魅せる曲(m-6、"Noite de Sao Joao")、サンバ/ボサ・ノヴァの伝統に則ってサウダーヂを感じさせる曲(m-7, "Antes do carnaval")、アルゼンチンのフォルクロリックなルーツ・リズムを採りいれたもの-緩やかに伸びやかなカンドンベ調の曲(m-12、"Enigma")、カルナヴァリートをベースに2人でデュオを繰り広げる(m-13 "Milagre")とこれらがエヂソン・コエーリョ=エンリー・ブルネ=フロレンシア・ベルナレスのペンによるもの。異なる表情を持った亜・伯両国の文化を見事に融合させる手腕はアコースティックな音楽のエンジニアリングに定評のあるアリエル・ガト。しっとりとした録音音質も素晴らしいです。リオ、サンパウロ、どこのボサ・ノヴァ範疇にも収まらない全く新しいルーツ・アクースティコ、窓から吹き込む大地の空気も香しいボサ・ノヴァ・デュオ・アルバム。

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伊藤亮介



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