AGRIDOCE

型番 33111-2
販売価格 1,872円(税込)
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1st アルバムが50万枚、2nd アルバムは70万枚、どちらもブラジル国内チャートの頂点を獲得、ブラジル音楽のムック本「ムジカ・モデルナ」でも大々的に紹介され、’07年にZEP名古屋で来日公演を行なっているので名前だけを知っている方も多いかと思うのが、女性ロックSSW のピティ。オルタナやハードコアを出自とする彼女は自作楽曲が多くを占める'03年のデヴュー・アルバムでティーンのハートをがっちりキャッチ。ゼロ年代を代表するロック・ミュージシャンとなり、3枚のスタジオ盤、2枚のライヴ盤をリリース、もちろん世界屈指のビッグ・フェス - ロック・イン・リオにも出演しています。そんなピティが、自分のバンドのギタリスト - マルティン・メンドーサと始めたのが男女のツイン・ヴォーカルでローファイ・フォーキーなベッドルーム・サウンドを全編貫くアグリドーシ。ピティ諸作に続き、実父のジョアン・アウグストが経営するブラジルのインディー・レーベル - デッキディスクからのリリース。

スチール弦アコースティック・ギターのストロークにピアノのシングル・トーン、ウクレレやらメロディカ、メタロフォンと小振りな楽器のハンドメイド・タッチな音色を載せ、マルティンも主要なパートを占める葡語と英語の入り混じった唄旋律は甘酸っぱい思いを掘り起こし、とピティ名義のエモーショナルな音楽とは一線を画し、男女デュオによるローファイ・フォーキーなベッドルーム・レコーディング傑作となっています。ピティのツアーでブラジル全土を跳び回る合間に、フレッシュな試みのひとつとして普段とは異なる楽器で新しい曲を作り始めたところ、これは後世にのこすべきものだ、とmyspace で発表、大いなる反響を得てCDアルバムのリリースに踏み切ったそう。セーハ・ダ・カンタレイラにある邸宅で全録音を行なったという、環境がもたらしたナチュラルにリラックスした夢見心地のハーモニー。すでにラジオ・ヒットとなっている"dancando" や"romeu"、蒼い旋律と多重録音のセンスが遺憾なく発揮されたm-1 "embrace the devil" や m-7 "upside down"、m-10 "130 anos" などグッと心掴まれる佳曲多数。US西海岸や北欧のフォーキーSSW ものと比肩するプリミティヴな音楽への衝動がここにはあります。最終曲 "please please please let me get what I want "はモリッシー=ジョニー・マー作、スミスのカヴァー。この種の音楽では最も相応しいヴェニュー STUDIO SP をリリース記念ライヴの会場に選びました。



VEJA Música: Agridoce 投稿者 Veja

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伊藤亮介



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