奇才として知られるアルナルド・アントゥネスの新譜は「イエー・イエー・イエー」。フレンチ・ポップにR&Rやガレージの要素を採り込んだ60s のポップ・カルチャー・ムーヴメント「イエイエ」、日本の茶の間にもファッショナブルなものとして飛び火しました。ブラジルではジョーヴェン・グアルダやホマンチコの流れと平行して、同様の「イエーイエーイエー」と呼ばれる音楽がありますが、今回のアントゥネスはまさしくそのムード。サンパウロ周辺の新旧ミュージシャンと結託して、キッチュなオルタネイティヴィティを炸裂させています。ドラムにクルミン、ギターに
ペケーノ・シダダォンでも共演したIRA!のスカンドゥーハ、そしてポスト・ロックからの流れで注目を浴びるシダダォン・インスチガードのフェルナンド・カタタウ(
此処にも参加してます)、オルガンにマルセロ・ジェネシ。作曲面ではトリバスタスの面子(アントゥネス、マリーザ・モンチ、カルリーニョス・ブラウン)で書かれたものが二曲に、
オルチーニョとの共作、リミーニャとの共作など。
http://www.arnaldoantunes.com.br/