DURATIERRA / CRÍA

型番 627404020382
販売価格 1,987円(税込)
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CD

2017/8/31 売り切れました。

フュージョン・ファンの支持が高く、しばしば当店にもお問い合わせをいただくベース奏者ウィリー・ゴンザレスとのデュオ作を発表したこともありました(現在入手困難)。ジャンヌ・ダルク的な佇まいの女性vo ミカエラ・ビータを擁するバンドがデゥラティエラ。バンドとしては3枚目となる本作は同名のEPを発表後にリリース、前にも増して性急さを増したサウンドは、フォルク革命を掲げる、或いはスピネッタ、ソーダ・ステレオ、音楽史の中へと散華したアルゼンチン・ロックの系譜を自らの手に取り戻そうとする、そんなバンドの姿勢を示しているようにも見えます。EFX処理やモジュール系のアナログ・シンセという今のバンドらしい手法と、豊富なフォルクローレのスキルが時に顔を覗かせながら、ナディア・ラルチェル(vo)やラリー・バリオヌエボ(vo)、イレネ・カダリオ(vln)、パウリーナ・ファイン(piccolo flute)、マルティン・ルル(cl)、ジョアン・ペドロ・テイシェイラ(acc)、チリのバンドであるメルケンのメンバー、曲ごとにフォルクローレ界を中心に多様なゲストを招きヴァリエーションをつけているほか、フアン・サラコ(g)やマティアス・サパタ(key)らメンバーの自作に加え、S.S.W.フェルナンド・バサンタ・フィンとの詩作を中心としたコラボレイションに、メキシコのトラッド"La Llorona"まで。劇場型のチャカレーラやミロンガ、ホワイト・ファンクに黒くないクンビア、ロマを倣ったものもあり、視野を広げながらポスト・スピネッタの在りようを模索しているように映ります。個人的には前のめりな中にもたゆたう風景を見せてくれるm-2"Marzo"やm-7"El Azul de La Luz"がベスト・トラック。









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伊藤亮介



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