スーパー・グループ、プエンテ・セレステの面々が次々に異なるアプローチで、エドガルド・カルドーソは声とギターのアルバムを、マルチ・リード奏者のマルセロ・モギレフスキーはひとり多重録音のショー実況盤を、ルーカス・ニコチアンはセバスチアン・マッキとのピアノ・デュオ作品を、とリリースして行く中で、リーダーでもあり1st をはじめリードvo をとることもある打楽器奏者のサンチアゴ・バスケスがとった手段とは... チャーリー・ガルシア〜フィト・パエスの系譜であるところのアルゼンチン・ロックの手法でした。リバーヴの効いた ep を弾きながら、egを織り交ぜつつ、と弦から鍵盤から本職の打楽器までを自分でプレイ、70年代のアルゼンチン・ロックのメランコリアとメロウネスが錯綜するあのムードを2014年に自身の言葉で再現。ジャズのヴォイス・インプロで知られるバルバラ・トガンデールや、女性フォルクローレ・シンガー- ロリ・モリーナ、子供たちのコーラス、そしてスロヴァキアのブラチスラヴァ交響楽団が弦楽アンサンブルで参加。プエンテ・セレステからのファンにはアコースティック楽器のリフレインに詩的な唄が絡み、転調してゆくm-9 "Obediencia" がおすすめトラック。