A Banda Mais Bonita Da Cidade / O Mais Feliz Da Vida

型番 7898515696077
販売価格 2,619円(税込)
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ア・バンダ・マイス・ボニータ・ダ・シダーヂ、街で一番の美女というブコウスキーの小説から名前を拝借したブラジル・クリチーバのローカル・バンド。地元のバーで唄うS.S.W.たちの知られざる名曲の数々をバンド・サウンドに構築し直し提示するという興味深いアプローチ方法と、PV映像やパッケージを含めたD.I.Y.精神の提示の仕方、インディー魂に則った活動で注目を集め、1st アルバムの収録曲"Oracao" はYoutubeで12,856330 ビュー('13/12/27) を数えました。アナログEP + ダウンロードという変わった形態のリリースをはさみ、遂に2nd フル・アルバムの到着です。

ジュブナイルな女性vo ウヤラ・トヘンチの唄声とピッチフォーク系を通過した浮遊する親密なインディー・ポップ/ロックのサウンドがシンプルな和声とダイナミズムを持って展開、群衆に暖かいシングアロングをもたらします。5ピースのバンドなのですが、時に楽曲提供者であるレオ・フレッサートやチアゴ・シャヴィスら地元クリチーバ在住のS.S.W.を入れてパフォーマンスを行なってきました。フル・アルバムとしては本作が2年ぶりの2ndアルバムとなりますが、今回はレニーニやロス・エルマーノスも手がけて来たシコ・ネヴィスがプロデュースを手がけています。国際高齢者デーにリリースされた本作のアートカヴァーには老人の顔がフィーチャーされ、素晴らしき人生と銘打たれたアルバムの中に日常生活のなかに起こりうる出来事や、幸せを感じる瞬間を描き出した結果、幻想的なまでに祝祭感を伴った21世紀のインディー・ロック佳曲が幾つも収められています。公式のリリースシートには、多くの候補曲からオーディションを行なって制作した1stに反して、アーケイド・ファイアからピンク・フロイドまでのコンセプチュアルな作風を参照したとありますが、私個人の第一印象ではこの瑞々しくイノセントな祝祭感は'00年前後のフレイミング・リップスをロールオーヴァーしたような、そのような感じを受けました。冒頭の神々しいコーラスに導かれたタイトル曲”O Mais Feliz Da VIda"、そしてEPのデジタル・ボーナス・トラックにもなっていたm-6"A Balada da Contramao" ではヴォーカルも採るgのホドリゴ・レモスが作った楽曲、そしてヴォーカルのウヤラがS.S.W.ヴィトール・パイーヴァと共作して作家デヴューしたm-8"Um Cao Sem Asas"と、自分たちのペンによる楽曲の名曲率が高いのも本作の特徴で、前作に引き続いて曲提供を行なっているルイス・フェリーピ・レプレヴォスチのm-2 "Potinhos"、クリチーバという土地出身者のみに留まらずS.S.W. ペリコのm-3 "Que Isso Fique Entre Nos"、ヌーノ・ハモスのm-9"Olhos da Cara" もブラジル中をツアーした2年間の成果を示すが如くに採り上げています。暖かいハッピネスと沈む太陽を思わせる深遠なムード、聴くタイミングによって様々な印象を受けそうな多彩さを兼ね備えています。





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伊藤亮介



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