A BANDA MAIS BONITA DA CIDADE / 2011(ブラジル直輸入盤CD +定形外40pハードカバーブックレット

型番 7898947286914
販売価格 3,038円(税込)
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ブラジルは南西部パラナー州の都市クリチーバ出身の5人組、作家ブゴウスキーの作品名”町でいちばんの美女”から名付けられたア・バンダ・マイス・ボニータ・シダーヂは2009年の結成とかなり若いインディー・ロック/MPB のバンドです。紅一点のリード・シンガー - ウヤラ・トヘンチが、クリチーバ・ローカルのソングライターのみを起用して「何かおもしろいことをしよう」とバーではじめたショー・シリーズがきっかけだそうですが、胸躍る期待感がここにはあります。特にm-11 "Oracao" (=祈り)をシングルと位置づけ、まずビデオ作品としてリリースした方法論、これは2011年にブラジル音楽界の”現象”となりました。ワシントン・ポストにまで記事が飛び火した模様です。当初はフィジカルなCDアルバムとはなっていなかったように記憶していますが、やはりCDアルバムを作るとなったら、エンボスに厚手の紙質に型抜きとアートブックとしても通用する豪華な凝った仕様でリリース。音の方は冒頭"Mercadoramama"から子供用楽器も用いたインディー・ギター・ロックの手法に女性ヴォーカル、しかし節々の間合いに、「ラララ」のヴォーカリーズにブラジル音楽の脈々と流れる系譜を感じずには居れません。鍵盤のチープな音色のセレクトやビザールなギターのトーンはサンパウロのトゥリッパやティエーたちのノヴォス・パウリスタスに並び、ノヴォス・クリチバーノスと称される彼らが持つ現代的エッセンスを強く感じますが、南米にも波及したU.S.出身のベルスイートの影響か、ウクレレやウッドベースを用いたインティメイトな曲が抜群に良いのがこのバンドの特徴で、m-3 "Boa Pessoa" 、m-11"Oracao"、レディオヘッドの"Let down" を引用したm-7"Cancao Pra Nao Voltar"などショーではシングアロング必至の佳曲が含まれます。ピアノを用いたダウンテンポ調のオブスキュアな曲"A Balada da Bailarina Torta" やドリミーな"Nunca"。アルバムは後半に差し掛かる程その引き出しを次々と開け広げにしてゆきます。WEB上ではかなりの前評判となっていたこのバンド。この度、はじめてサンパウロの流通網に乗りCD作品が日本へと到着しました。



 

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伊藤亮介



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