リミックス・ワークなどを含む幾多のラジオ・ヒットをリオ・デ・ジャネイロの都市部を中心とするマーケットで放った後、マリオ・カルダート Jr. とカシンをプロデューサーにたて、 ジャマイカ録音まで行って現在進行形のブラジル・ポピュラー音楽とダブ/レゲエを見事に融合、突き進むブラジリダーヂ、最精鋭なセンスを見せつけてくれた前
スタジオ傑作盤 - 「Sim」(ラテン・グラミー - ベスト・コンテンポラリー・ブラジリアン・ポップ・アルバム部門受賞)。このオープンエアで収録されたライヴ・アルバムとDVDは更にその勢い留まることを知らず、サンバ・ソウルやファンキの色から、数曲参加しているジャマイカ最強のリズム隊 - スライ&ロビーの後ろ髪を引くような重低音+スコーンと決まるゲート・リバーブのスネア・ショット、ダヴィ・モライスのギターやドナチーニョのワーリッツアーの上を伸びやかな唄声にその存在感を発揮するヴァネッサ・ダ・マタ。煮えたぎるようなエネルギーの詰まった(それでいて颯爽とした)ライヴ盤。モデルやバスケット選手を務めたことも在る程に恵まれた容姿、小動物的に魅力的だったルックスはいつしか堂々としたスタアの風格と華やぎを感じさせ、また潮の満ち引きのように自在なバンドの演奏は、この脂の乗って来た'76年生まれのシンガーのパフォーマンスと阿吽の呼吸を見せます。ヴァリエーションに富んだ曲想の引き出しの多さに感服する、凄いアルバム。U.S. のブルーズ・ロッカー - ベン・ハーパーとのスタジオ・ライヴも収録。
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