pélico / euforia

型番 7892860 237923
販売価格 2,180円(税込)
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こういう素晴らしいメロディー・メイカーこそ、しっかり追っ掛けなければいけませんね。2011年「que isso figue entre nós」という叙情性に富み、管弦とエレクトリックが絶妙に同居したアルバムを発表しているサンパウロのS.S.W.ペリコの近作「euforia」(2015年)です。


こちらが三作目のアルバムとなるペリコは、前作の好況を受けてトン・ゼー「Tropicalia lixo logico」(2013)へゲスト参加したり、フィリーピ・カットーらに楽曲提供を行ったりしてきました。本作と前後してベテラン女性シンガーのアンジェラ・ホー・ホーの歌曲をペリコがカヴァーした"Não Há Cabeça"がTVドラマの主題歌化されてもいます。このアルバム作品ではサンバ、カリプソなどのルーツ・リズムとポップの融合を試みたとのことで、m-6"Vocé pensa que me engana"ではホドリゴ・カンポス(cavaco)、マルセロ・カブラル(7str.g) が参加。ソフトな唄声で辿るセンチメントな叙情メロディは決して厭世的なものではなく、夢想するかのようにドリーミーなムードを孕んでいます。サンバ・ヘギのエッセンスから極上のハーモニーを紡ぎ出すm-3"Sozinhar-me"、敬愛するトン・ゼーへのオマージュを籠めてギリシャ人演奏家のチェロだけを背景に唄うm-11"Meu amigo zé"、女性シンガー-レチシア・スピレールを迎えたm-12"Repousar"など、ペリコ独特のポップ観が存分に活かされた名作であると思います。プロデュースにロック ・バンド、ロス・ピラータのジェズース・サンチェス、egでシダダォン・インスチガードのヘジス・ダマシェノ、ローズなどepで映画音楽を手掛けるトニー・ベルフマンスがパーマネントに参加。カバー・デザインも手掛けるフィリーピ・カットーや哲学派ロック・ミュージシャンのハファエル・カストロも友情参加。サンパウロのトッド・ラングレンと呼んでも過言ではないと思います。












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伊藤亮介



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