ALFREDO DEL-PENHO / SAMBA SUJO

型番 CMB002
販売価格 2,241円(税込)
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ラパのシーンに登場して以来、ペドロ・パウロ・マルタとのデュオや錚々たる面子とのサンバ・ヂ・ファトなど倍音を含んだ魅惑的な歌声でこの10年ほど注目を集めてきました。同時リリースとなったインスト集の方では、コンテンポラリーなシーンも見据えたかのようにスキャットを交えた室内楽アンサンブルとの新鮮なサンバを展開しましたが、こちらの歌モノでは自身が聴き込んで、歌い込んで敬愛する先達たちの楽曲をフレッシュに表現しています。アルフレード自らが7弦ギターやカヴァコにバンドリンを弾き歌い、クレジットを見渡せばサンバ・ヂ・ファトの同胞でもある打楽器奏者のパウリーノ・ヂアス、ガフィエイラ・ジャズの先駆者のひとりでもある木管奏者のエドゥアルド・ネヴィス(flute,ts)、フイ・アルヴィン(cl)、そしてジョアン・カラード(cavaquinho)に、コーラスでマルコス・サクラメント、モイゼス・マルケス、ペドロ・パウロ・マルタと同世代のサンビスタたちが勢ぞろい。ヴァレリア・ロバォンまで名を連ねています。繊細さと叙情を持ち合わせた歌い回しとショーロ的なまろやか編曲で、例えひとむかし前の楽曲だとしても、それを感じさせないフレッシュネスな空気を孕んだ15曲は、クララ・ヌネスが歌ったm-8"Moeda"、ジョアン・ノゲイラが歌ったm-7"Alem do espelho"、シロ・モンテイロが歌ったm-13"Garota Porongondons"に、「サンバは唯ひとつの音楽のジャンルに留まらないんだ。お互いに関わって実践することで人生がサンバそのものになるんだ。」というメッセージが込められたカルトーラのm-15"A cor da esperanca"までの珠玉レパートリーと、自作曲や近年惜しくも亡くなったデルシオ・カルヴァーリョとの共作曲m-10"Saudade em paz"、同世代でオルケスタ・インペリアルでも活躍するフビーニョ・ジャコビーナ作のm-4"Meio Tom" といった新しいエッセンスが違和感なく混じり合う、そんな作品です。初のソロ名義となる本作とインスト作「Pra Essa Gente Boa」はクラウド・ファウンディングで制作されましたが、そのなかで最も大口の寄付がシコ・ブアルキからあったというのがまた粋なはなし。



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伊藤亮介



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