PAPO DE ANJO / SARAMBEQUE

型番 PD00005
販売価格 2,862円(税込)
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ブラジル音楽の20世紀を見渡した時に何が素晴らしいかといえば、ヴィラ=ロボス、ナザレー、ピシンギーニャ、ジョビン、偉大なる作曲家のいずれもクラシック音楽とショーロやサンバといった俗にいう大衆音楽の垣根を取り払って、双方で多大なる評価を得ていることです。そのなかで当時は映画館の待合室で演奏していたりもした真のサロン・ミュージック作家/音楽家エルネスト・ナザレーの200もの佳曲から厳選された楽曲を生誕150周年を記念しサンパウロのショーロ・グループ - パポ・ヂ・アンジョがやわらかく洗練されつつも小躍りしたくなるアンサンブルで解釈。ゲストに新作を発表したばかりのサンパウロ現世代を代表する女性サンビスタ - ファビアナ・コッツァが参加し、名曲"Odeon"や ゼー・ミゲル・ヴィズニキが詩を載せた"Bambino" を慈しむように歌い上げています。

サンパウロを根拠にアレンジャー/7弦ギター奏者のエヂミルソン・カペルピに率いられたグループ、パポ・ヂ・アンジョは7弦ギターを二本、カヴァキーニョ、フルート、クラリネット、打楽器という木肌の香り漂うギター類+木管のアンサンブルでいままでにもピシンギーニャやハダメス・ニャタリのレパートリーをコンテンポラリーなエッセンスを散りばめて演奏してきたインストゥルメンタル・グループ。決してクラシカルで典型的な編曲に終始することなく、朗らかに前を向いて紡がれた音からは生きていくためのポジティブな念を贈られているかのような錯覚に陥りそうになります。人懐っこい木管の音色とハーモニー、赤土のうえ這い回るような7弦ギターの低音フレーズ、小気味よいカヴァキーニョのストローク。ラグジュアリー感漂うm-5"Batuque" など原曲をご存知の方もそうでない方も是非聴いてみていただきたい傑作。

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伊藤亮介



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