LUIS ARANHA / ONDE BATESOL

型番 LA79CD01
販売価格 1,925円(税込)
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'15/4/21 再入荷しました。

サンパウロのノーヴォス・コンポジトーレス周辺から登場した男性S.S.W.ルイス・アラーニャ。近年のブラジル音楽/MPB作品としては極端に音数が少ないのが特徴で、生ギター、ベース、ドラムといったシンプル極まりない編成を基準に、その分際立って聴こえて来る甘くほろ苦い旋律、唄声で都会の情景を描いて行く、そんな作風です。


現在30代の前半でサンパウロ生まれ、州立カンピーナス大学(UNICAMP)でポピュラー音楽とギターを学んだ経歴の持ち主、ルイス・アラーニャは演劇などの舞台音楽も手掛けてきました。トン・ゼーの近作発表以降のステージなどでも活躍するドラムスのホジェリオ・バストスと共にアレンジの方向性を話し合いながら制作された10+1曲。ヴァングアルダ・パウリスタの流れを汲んだ冒頭"Nao Peco Socorro" のブリッジにもブラジルらしいソウル・テイストを盛り込んだり、m-2"Sentado na Soleira" をショッチたらしめているのは、素晴らしいルイス・ゴンザーガ集を発表しているギリェルミ・ヒベイロのアコーディオンだったり、管楽器を従えたガフィエイラ・サンバの佳曲m-8"Tem Cancao" やマルシャのm-10"O Amor na Banguela"、曲中に登場するトン・ジョビンやシコ・ブアルキの名前、とブラジルらしさを失うことなく独自に編み出した新鮮な音楽観を醸し出してくれているのですが、ギターの爪弾きにチェロが入ったりもするアルバム中盤のスローな楽曲群で発揮される持ち前の声の良さ、そして哀愁漂うメロディ・メイカーとしての抜群の感覚が聴きどころ。"Smoke on the water" をもじったリフが登場したり、ボーナス・トラックとして収録されている"A Batata e a Guitarra" は、幾曲かでバック・コーラスを務めるパウラ・ミリャン(「Cafe da Tarde」、「Amanhecer」、フィルアルモニカ・ヂ・パサルガーダ)とダンダラがリード・ヴォーカルをとる言葉遊びが愉快なキッズに最適な楽曲、と遊び心も盛り込んでいます。



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伊藤亮介



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