LEANDRO MAIA / SUITE MARIA BONITA E OUTRAS VEREDAS

型番 LM003
販売価格 2,954円(税込)
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'17/12/14 再入荷。

アンドレ・メマーリ関連作のなかでも特におすすめです。

生ギターの演奏と読み聴かせるように詩的に柔らかく歌われるメロディ、そこにアンドレ・メマーリの流麗な運指のピアノ・アレンジとアコーディオンなどもこなすマルチ・プレイヤーとしての才、ネイマール・ヂアスのコントラバスやビオラ・カイピーラ、アントニオ・ロウレイロのヴィブラフォン(m-7 "Passarim Miguilim") や、ヴィトール・ハミル(m-4"Eu nuvem") やセルジオ・サントス(m-9"Sbressalto")など時には共作まで果たす客演陣の際立つ個性と渡り合い、高めあう、深みのある叙情表現。

確か2011年にサンパウロのディスク・ショップで前々作「Palavreio」を購入、その派手さはないもののアルゼンチンのコンテンポラリー・フォルクローレやミナスのクルビ・ダ・エスキーナス諸作と通じる良質な詩的エッセンスに、後々仕入れを検討した覚えがあります。このレアンドロ・マイアは南部カシアス・ド・スル出身のガウシャで、元々は詩表現の世界におけるマエストロでもあります。コンポーザー/歌/ギターで参加した室内楽キンテート、カフェ・アクースチコで活動したのち、音楽学校の講師などを務めながら、近年ではアンドレ・メマーリ名義の歌曲集「カンテイロ」にも参加。その縁から生まれたメマーリ=マイアの共作m-1"Maria Bonita 組曲"が1200もの候補から音楽賞を勝ち取ります。「カンテイロ」にも収められているm-6"Luzidia"、m-8"Valsa Russa"などメランコリアに溢れた美しい唄が盛り沢山で、完全な自作曲と多くを占めるメマーリ=マイアのコンビ、そして女性vo マリア・ジョアン・グランシャがインプロヴァイズド・ヴォーカルのフリー・ジャズ的手法をみせるm-11 "Waterfall"やm-15"Praieira"、客演のシルヴィオ・マンサーニと作った牧歌的なm-12"Seguiu Viagem"と綺麗にまとめあげるだけでは済まない、表現の奥深さをみせてくれています。唄の中に女性キャラクターを設定し、その感情の揺れ動きを描き出すということを丁寧に仕立てていった結果生み出された文芸的な魅力も併せ持ったロジカルな作品。



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伊藤亮介



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